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    <title>インド心得@島田流</title>
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    <description>島田卓がインドの心得を日々お伝えします。</description>
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    <title>「実体経済へ回帰」の必然性</title>
    <description>

金融サミット出席各国首脳歓迎晩餐会（ホワイトハウス）




　ワシントンで15日、緊急首脳会議（金融サミット）が開催され、金融危機の克服と再発防止、経済成長の回復などに向けた「首脳宣言」を採択した。今回の金融サミットは、従来のG8では世界情勢を議論す...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081116_2.jpg" alt="金融サミット出席各国首脳歓迎晩餐会（ホワイトハウス）" width="350" height="205" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">金融サミット出席各国首脳歓迎晩餐会（ホワイトハウス）</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　ワシントンで15日、緊急首脳会議（金融サミット）が開催され、金融危機の克服と再発防止、経済成長の回復などに向けた「首脳宣言」を採択した。今回の金融サミットは、従来のG8では世界情勢を議論するには不十分とし、中国、インドやブラジルなど新興国も含んだ20カ国で行われた。<BR>
<BR>
　今回の金融危機を招いたとされる複雑な金融商品などの中身は、私には良く理解できないが、実体経済とはかけ離れたところで、余りにも金融を技術的にもてあそんだ結果、神様の罰が当たったのではないかと思いたくなる。それにしても人間の欲望は底知れずで、恐らく、今回の金融危機が去った後でも、また同様な事象が再現するのではないかと思わざるを得ない。<BR>
<BR>
<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d081116_1.jpg" width="180" height="276" alt="金融サミット出席のため米国に到着したシン首相（アンドリュース空軍基地、メリーランド州）" /><BR><FONT color="#640000">金融サミット出席のため米国に到着したシン首相（アンドリュース空軍基地、メリーランド州）</FONT></DIV>

　それにしても今回の危機が、世界経済にこれほどまでの打撃を与えるとは、誰も予想は出来なかったのではないか。一部では1929年に始まった世界大恐慌になぞらえる人もいるが、その当時と現在ではかなり状況が違うことから、それほど悲観的になる必要も無いのではないかと思える。ただし、再発防止のためには、実体経済とかけ離れた、過度に技術的な経済が生み出されないような監視が必要になってこよう。<BR>
<BR>
　今回の金融危機からの脱却を図るために各国とも、いろいろな施策を打ち出しているが、やはり最も大事なのは実体経済拡大のための施策ではないか。<a href="http://www.indochannel.jp/society/basic/03.html" target="_blank">インドの人口</a>は日本の人口の約9倍で、25歳未満の人口が約半分。一歳刻みで2,200万人いることになる。これらの若年層、特に低学歴者に必要なのは高度な金融商品ではなく、雇用機会であり、そのための実体経済の拡大だ。本来ならそのために使うべき資金が、金融危機脱却のために使われることのむなしさを痛感させられた。そして、高度な数式を駆使し、実体経済とはかけ離れたところで生み出される富とは一体何なのだろうか、という疑問が頭から消えない。<BR>
<BR>
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081116_3.jpg" alt="金融サミットで話すシン首相とチダンバラム財務相" width="350" height="231" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">金融サミットで話すシン首相とチダンバラム財務相</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-11-16T22:15:32+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>新風吹くか、米国初の若き黒人大統領</title>
    <description>

顔にアメリカ国旗を描きオバマ新大統領を祝福するインドの子供達（ラジャスタン州ビカネールで）




　今回の米大統領選挙は、8年間にわたるブッシュ政権へ「No」を突きつけ、また、旧態依然としたエスタブリッシュメント（旧クリントン政権）の延長線上では不...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081109_1.jpg" alt="顔にアメリカ国旗を描きオバマ新大統領を祝福するインドの子供達（ラジャスタン州ビカネールで）" width="350" height="196" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">顔にアメリカ国旗を描きオバマ新大統領を祝福する<BR>インドの子供達（<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/rajasthan_index.html" target="_blank">ラジャスタン州</a>ビカネールで）</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　今回の米大統領選挙は、8年間にわたるブッシュ政権へ「No」を突きつけ、また、旧態依然としたエスタブリッシュメント（旧クリントン政権）の延長線上では不可能な、何か変革をもたらしてくれる人物を求めた結果、初の（アフリカ系）黒人大統領で、建国以来五番目に若い（47歳）大統領を生むことになったのではないか。<BR>
<BR>
　サブプライム問題で疲弊する世界経済、戦火のやまないイラクやアフガン、それに連なる<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>問題や北朝鮮との対話、対決姿勢を見せるロシアとの関係改善など、新政権の課題を挙げれば枚挙に暇が無い。それら難題に対峙するとき、上っ面だけではない、本当の意味での「変革（Change）」が求められているのだと思う。<BR>
<BR>
　しかし、世界の最高権力者としての言動と、米国大統領としての行動には相容れないものが存在する。そこに生まれてくるのではと危惧されるのが保護貿易主義的姿勢だ。大統領選の演説の中で、「米国の車は米国で造ろう」とか、自国内での雇用創出のためITなどの（インドなどへの）アウトソーシングに否定的な態度をとるなど、「百年に一度」とも言われる世界的経済混乱の収拾を、（最早米国のみでは）解決不可能と知りつつ、解決できる（Yes, we can）と言わざるを得ないところに厄介な問題が潜む。<BR>
<BR>
　パティル印大統領は5日、早々とオバマ氏の大統領選挙当選への祝意を伝えるとともに、早期訪印を招待する旨の発言をしている。伝えられるところに拠れば、オバマ氏のインドに対する関心は高く、幸運のお守りとしてハヌマン神の人形を所持し、議員事務所にはマハトマ・<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>の写真が飾られているという。シカゴでの貧困層救済の草の根活動を通し州議会への道を開いていったオバマ氏には、米印の複雑な宗教、言語、文化などがダブって見えてくるのではないか。かといって、オバマ氏がインドよりの政策を取るとは限らない。そこには、冷徹な政治力学が働いてくるはずだ。<BR>
<BR>
　しかしながら、米国一国支配の世界構図は崩れ、アメリカ頼みだけでは世界は動かないとの認識のもと、アメリカ後（Post America）が語られる中、今後の米印関係の趨勢をしっかりフォローする必要があるのではないか。なぜなら、そこから日印関係の今後も一部透けて見えてくると思えるからだ。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-11-09T21:33:12+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=1004174</link>
    <title>特殊な国インド？</title>
    <description>
オフィス近くの大学で開かれていた学園祭の模擬店


　秋たけなわで、この週末の3連休は各地でイベントが行われている。私もある大学の学園祭企画シンポジウム『インド経済の発展』にパネリストとして出させていただいた。まず、学園祭でインドが取り上げられること...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<DIV style="float:left;">
<DIV style="width:180px; margin-right:5px; margin-bottom:5px" class="pict"><img src="images/shimada_d081103_3.jpg" width="180" height="156" alt="オフィス近くの大学で開かれていた学園祭の模擬店" /><BR><DIV><FONT color="#640000">オフィス近くの大学で開かれていた学園祭の模擬店</FONT></DIV></DIV>
</DIV>

　秋たけなわで、この週末の3連休は各地でイベントが行われている。私もある大学の学園祭企画シンポジウム『インド経済の発展』にパネリストとして出させていただいた。まず、学園祭でインドが取り上げられることに喜びを感じ、次に百名以上集まってくださった聴衆の八割以上が一般市民であったことに驚いた。逆をいうと、まだまだ学生などには新興国インドの関心はそれほど高まっていないのかなと一抹の寂しさを感じもした。<BR>
<BR>
　パネリストの発表の後、一時間ほどの質疑応答があったが、そこで感じたことは、学生の質問者が何かどうしてもインドの特殊性を聞き出そうという姿勢に思えたことだ。いわく、「日本企業がインドで成功するために成すべきことは何か？」、「インド独特のビジネス慣習とは？」などなど。<BR>
<BR>
　生意気なこと（私の偏見？）を言わせていただくと、どうも日本の大学というところは技術論に走ってしまい、物の本質を捉えようとすることを教えていないのではないか。<a href="http://stock.indochannel.jp/corp/maruti_udyog/index.html" target="_blank">マルチ・スズキ</a>のバルガバ会長から依然伺ったことだが、日本からの経済ミッションに講演を頼まれたことがあり、バルガバさんは与えられた時間全てを使い「コストカット」について話された。講演会が終わると困惑気味の経済ミッション事務局の方から、「バルガバさん、講演の主旨を勘違いされたのではありませんか」と言われたそうだ。どうも先方は「コストではなく、<a href="http://www.indochannel.jp/society/class/01.html" target="_blank">カースト</a>」について話を聞きたかったようだ。<BR>
<BR>

<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d081103_2.jpg" width="180" height="376" alt="我が家の朝顔。そろそろお仕舞いです" /><BR><DIV align="center"><FONT color="#640000">我が家の朝顔。<BR>そろそろお仕舞いです</FONT></DIV></DIV>

　そこでバルガバさんは「冗談じゃないですよ。世界中どこであろうが、企業の生き残りにはコストカットが欠かせません。事業を成功させるためには、<a href="http://www.indochannel.jp/society/class/01.html" target="_blank">カースト</a>はまったく関係有りません」と言明されたそうだ。そのことはマルチに行ってみればよく分かる。物の本には、異<a href="http://www.indochannel.jp/society/class/01.html" target="_blank">カースト</a>が同じテーブルでは食事をしない、などと書いてあるそうだが、マルチの社員食堂はまったくごちゃ混ぜで、階級や<a href="http://www.indochannel.jp/society/class/01.html" target="_blank">カースト</a>に関係なく、仲間うちで集って、皆が同じものをたべている。本に書いてあることとまったく逆のことが起こっているのだ。<BR>
<BR>
　事ほど然様に、時代遅れの解説書などを読みすぎるとろくなことはない。要は、相手の文化や社会生活を尊重し、相手の目線でものを語り、現地に同化することが重要なのではないか。技術論はそれからでも遅くは無い。最も、前者が出来れば技術論など必要なくなると思うが。<BR>

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-11-03T18:33:19+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=999426</link>
    <title>ガラパゴス諸島からの脱出</title>
    <description>

三宮神社




　先週末、講演で神戸三宮に行ってきた。そこに、結構にぎやかな通りに面して立つ三宮神社（さんのみやじんじゃ）というのがあって、ちょこっと覗いてみた。小ぶりな神社だが、天照大神が産んだ五男三女のうち、三番目の神様（湍津姫命：たきつひめ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081026_3.jpg" alt="三宮神社" width="350" height="263" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">三宮神社</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　先週末、講演で神戸三宮に行ってきた。そこに、結構にぎやかな通りに面して立つ三宮神社（さんのみやじんじゃ）というのがあって、ちょこっと覗いてみた。小ぶりな神社だが、天照大神が産んだ五男三女のうち、三番目の神様（湍津姫命：たきつひめのみこと＝水の神）をお祭りしているとのことであった。<BR>
<BR>
　その神社の境内に「史蹟　神戸事件発生地碑」があり、大砲も置かれている。三宮備前兵事件とも言われている。1868年（慶応4年）1月、岡山藩（備前藩）兵と米仏の外国兵とが衝突、銃撃戦になった。事の発端は、岡山藩の行列を米仏兵が横切ろうとし制止されたことに対し、そばにいたイギリス兵が銃を構えたことから騒動になり、岡山藩兵がイギリス兵に銃撃を加えたため、米英仏の兵隊が応戦することになった。最終的には、日本の新政府が非を認め陳謝し、発砲を指揮した士官の死刑（切腹）を以って事を収めた。心底に残っていた尊皇攘夷の精神が起こした事件ではないか。<BR>
<BR>
<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d081026_5.jpg" width="180" height="261" alt="ビジネスランチでスピーチするマンモハン・シン首相" /><BR><FONT color="#640000">ビジネスランチでスピーチする<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>首相</FONT></DIV>

　神戸に行く前々日の22日には、東京でインドの<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>首相を歓迎する日本経済団体連合会主催のビジネスランチで、同首相のスピーチ（21世紀における日印経済関係）を聞いた。ゆっくり時間をとり、非常に丁寧なスピーチだった。同首相は最後のところで、「インドは、人材の質や伝統を重んじる日本式経営方式を学びたい」と真摯な姿勢で語られていた。<BR>
<BR>
　一方、間近に迫った米大統領選の民主党候補者であるオバマ氏は、記者団とのインタビューで「新政権は、米国で活発な活動を行っているインド人コミュニティーとの絆を強め、我々が希求する変化「the change」を共に成し遂げたい」と発言し、「我々は自国経済のみを保護することなど出来ないし、またすべきではない」とも述べている（The Hindu, 2008.10.24）。<BR>
<BR>
　少子高齢化を迎える日本は、好むと好まざるとにかかわらず、世界各国との共存共栄を図っていかなければならないのではないか。その際やはり、海外で評価されている日本の良いところをどんどん欲しい人や国に提供し、日本の不足する人的、物的資源などを逆に提供してもらう。その際、日本の利得を少しは引っ込めることも必要になろう。さもないと、知らぬうちに世界経済から孤立し、進化を忘れたガラパゴス諸島の生き物と同じ運命をたどることになりかねない。<BR>
<BR>
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081026_1.jpg" alt="「夜景にぼやける国会議事堂」です。ガラス越しに撮ったから、ぼやけているのは当然ですよね。でも何となくぼやけてるというのが現実味を帯びてきたような気がしないでも・・・。" width="350" height="263" border="0"><BR>
<DIV align="left"><FONT color="#640000">「夜景にぼやける国会議事堂」です。ガラス越しに撮ったから、ぼやけているのは当然ですよね。でも何となくぼやけてるというのが現実味を帯びてきたような気がしないでも・・・。</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-26T17:27:26+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=995081</link>
    <title>インドの貧困層</title>
    <description>建築現場で働くインドの女性

　インドにはいわゆる貧困層（一日一ドルの所得以下）が約2億7千万人いるといわれている。その一方で、平均的日本人が想像も出来ないような暮らしをしている裕福な人たちもいる。インドに赴任した当初、まだまだインドの貧富の差をどのよう...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d081019_1.jpg" width="180" height="183" alt="建築現場で働くインドの女性" /><BR><FONT color="#640000">建築現場で働く<a href="http://www.indochannel.jp/culture/woman/" target="_blank">インドの女性</a></FONT></DIV>

　インドにはいわゆる貧困層（一日一ドルの所得以下）が約2億7千万人いるといわれている。その一方で、平均的日本人が想像も出来ないような暮らしをしている裕福な人たちもいる。インドに赴任した当初、まだまだインドの貧富の差をどのように受け入れたらよいかも分からぬ頃、ゴルフ場で目にした光景に人が生きていくことの複雑さを思い知らされた。<BR>
<BR>
　小学生ぐらいの子供と父親が、ゴルフ場で打ちっぱなしの練習をしていたのだが、その子供はベネトンのシャツなどのブランド品を身に付けていた。一方、その子供の打った、どこに行くかもわからないゴルフボールを拾ってくる同年代の少年はというと、はだしで穴だらけのシャツとぼろぼろに傷んだ半ズボンを身にまとっていた。両極端な少年たちは、まったく疑問を感じていないかのように、片方は球を打ち、もう片方が球を拾うという行為を黙々とやっていたように見えた。<BR>
<BR>
　日本では、そういった極端な場面に出くわすことも無かったので、目の前の光景を直視するのが辛かった。しかし人間とは怖いもので、長年インドに住んでいるとそういった光景に慣れてしまい、何となく有り体に受け入れてしまうようになってしまう。<BR>
<BR>
　しかし、金持ちの子供はともかく、貧しい子供がそういった現状を唯々諾々受け入れていたとは思いたくない。何とかして貧困の生活から脱出したいと思いながら同年代の金持ちの子供のためにボールを拾い、その日暮らしをしていたのではないかと。<BR>
<BR>
　ではそういった子供達をどう救うか。インドでも、その辺を考慮した事業活動を行っている企業や団体もある。貧しい家庭で、まともな職業にもありつけない人たちに、彼らでも出来るような簡単な仕事を考えてやり、徐々に自立を促していくのだ。例えば、小額の事業資金を貸してやり、鶏でも飼って卵を産ませ、それを売って生計を立てる。リスクが大きくならぬよう、徐々に鶏の数を増やしていくよう指導してあげる。集落の中心的農家にパソコンを備え付け、<a href="http://www.indochannel.jp/tech/internet/index.html" target="_blank">インターネット</a>で穀物価格の相場がわかるようにしてやる。そうすることで、零細農家の作った作物が、仲買人に安値で買い叩かれることを防いでやる。<BR>
<BR>
　草の根的な、気の遠くなるような活動だが、億単位の人たちが動員できたら大きな力になるはずである。マネーゲームで富を追うやり方もあろうが、それでは貧困層の削減にはつながらない。インド進出する外資には、地を這うような地道な社会活動もしていただきたいものだ。<BR>
<BR>

<DIV align="center">
<DIV align="center" style="width:366px; height:218px;" class="pict"><DIV style="float:left;"><IMG src="images/shimada_d081019_2.jpg" alt="インド勤務をしていた私の知人（ヤニック・小原氏）の一期展（国立新美術館：10/1-13）に出典した作品「語らい」" width="180" height="140" border="0">
<DIV><FONT color="#640000">インド勤務をしていた私の知人<BR>（ヤニック・小原氏）の一期展<BR>（国立新<a href="http://www.indochannel.jp/culture/art/" target="_blank">美術</a>館：10/1-13）<BR>に出典した作品「語らい」</FONT></DIV></DIV>
<DIV style="width:180px; float:left;"><IMG src="images/shimada_d081019_3.jpg" alt="千代田線乃木坂を出たところにある国立新美術館内" width="180" height="140" border="0" style="margin-left:5px">
<DIV><FONT color="#640000">千代田線乃木坂を出たところ<BR>にある国立新<a href="http://www.indochannel.jp/culture/art/" target="_blank">美術</a>館内</FONT></DIV></DIV>
</DIV>
</DIV>

]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-19T20:27:20+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=991377</link>
    <title>日印の国歌と国民性</title>
    <description>

日向のお伊勢様、といわれる大御神社のさざれ石（神座）




　今年８月、宮崎県の日向市で講演をさせていただいたときに、同地に日本国歌「君が代」に出てくる「細石（さざれいし）」があるというので見学させていただいた。大御神社（おおみじんじゃ）の境内西...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d081013_1.jpg" alt="日向のお伊勢様、といわれる大御神社のさざれ石（神座）" width="350" height="289" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">日向のお伊勢様、といわれる大御神社のさざれ石（神座）</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　今年８月、宮崎県の日向市で講演をさせていただいたときに、同地に日本国歌「君が代」に出てくる「細石（さざれいし）」があるというので見学させていただいた。大御神社（おおみじんじゃ）の境内西側奥にある「神座（かみくら）」といわれる岩がそうで、天孫降臨としてしられる天照大神（「いざなぎのみこと」の娘）の孫に当たる神様がお立ちになった石と伝えられている。周囲が30メートルあり、高さは4メートルという巨石で、日本最大級という触れ込みだった。<BR>
<BR>
「細石」とは細かい石のことで、これが固結した岩石を礫（れき）岩、すなわち「いわお（巌）」というらしい。日本の国歌では、この細石が巌となってコケのむすまでの（相手方の）長寿・繁栄を願っているとの解釈がある。その他にもいろいろあるが、私流に選択させていただいた。他人を思いやる気持の表れが国歌となっているとも言えよう。<BR>
<BR>
　一方のインド国歌は、ノーベル文学賞受賞者であるインドの詩人タゴールによって作詞作曲され、1950年1月24日に国歌として認定された。こちらの方は、広大な土地に多民族、多宗教の人たちが住まう国の代表格であるインドをあらわしているかのごとく、地方や支配地域の国名、連なる山脈や聖なる河の名前が連呼され、それら（インド国土とそこに住まう人たち）の平和な統合を切望しているかのように思える。<BR>
<BR>
　両国の国歌を改めて読んでみて、それなりに国民性を教えてくれるものだと思った。<BR>
<BR>
　下記は、<a href="http://www.worldfolksong.com/anthem/lyrics/india.htm" target="_blank">世界の国家(WORLD ANTHEM)</a>に出ているインド国歌（インドの朝）の日本語訳です。<BR>
<BR>
<DIV style="margin-left:100px;">
汝はすべての民の心の支配者<BR>
インドの運命を定める者<BR>
ドラビダ・ウトカラ・ベンガル地方の<BR>
パンジャブ国､シンジャブ国､グジャラート国<BR>
そしてマハラー国の民の心は、<BR>
汝の名によって目覚める<BR>
汝の名は、ヴィンドゥヤ山脈、<BR>
ヒマラヤ山脈の峰々にこだまし<BR>
ジャムナ川とガンジス川の調べにまざり合い<BR>
インド洋の波の調べに歌われる<BR>
みな汝の恩恵を求めて祈り、<BR>
賛美の歌を口すさむ<BR>
人々の救いは汝の手中にあり<BR>
インドの運命を定める者<BR>
汝に勝利あれ！<BR>
</DIV>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-13T17:29:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>印米原子力協力協定で思うこと</title>
    <description>
米印原子力協力協定の米国での成立を受け4日、インドを訪問したライス米国務長官。左はムカジー外相。米印両国政府が原子力協定に正式調印して、同協定が発効する。


　理論上というか、本来なら起こりえない事が現実の世界では起こってしまう。今回の印米原子力協...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<DIV style="float:left;">
<DIV style="width:180px; margin-right:5px; margin-bottom:5px" class="pict"><img src="images/shimada_d081004_1.jpg" width="180" height="304" alt="米印原子力協力協定の米国での成立を受け4日、インドを訪問したライス米国務長官。左はムカジー外相。米印両国政府が原子力協定に正式調印して、同協定が発効する。" /><BR><DIV><FONT color="#640000">米印原子力協力協定の米国での成立を受け4日、インドを訪問したライス米国務長官。左はムカジー外相。米印両国政府が原子力協定に正式調印して、同協定が発効する。</FONT></DIV></DIV>
</DIV>

　理論上というか、本来なら起こりえない事が現実の世界では起こってしまう。今回の印米原子力協力協定などがその良い例ではないか。インドは核拡散防止条約（NPT）に加盟していない。NPT非加盟国への原子力技術支援は原則行わないというのが加盟各国間での約束事だったはず。それでも結局、米国やフランスなど核ビジネスに多大なる利害を持つ国の主張が通り、原則が曲げられてしまった。ここで念頭に措いて置くべき事は、世の中、原理原則やきれい事だけでは済まないということではないか。<BR>
<BR>
　終戦後日本が米国から押し付けられた日本国の平和憲法では、戦争放棄を一方的に義務付けられた。それはそれで大変意味のあることではあった。戦争など誰も望まないし、自分の子供を戦争などにやりたいと思う親はどこにもいないだろうからだ。<BR>
<BR>
　しかし、時代が変わり、米ソの中が悪くなったり、テロ行為が世界中で蔓延したり、核兵器保有疑惑でアメリカが攻め込んだ国の後始末に米国自身が手を焼くと、先進各国はその支援に借り出され、相当な軍費を支出させられる羽目になった。世界平和のためとか、先進国としての義務とか、美名の下に行われていることのためにどれだけの無垢な民間人が困難な生活を強いられているか。どうも世の中の矛盾が益々複雑になり、解決の糸口さえ見出せなくなってきているのではないかと思えてくる。<BR>
<BR>

<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d081004_2.jpg" width="180" height="220" alt="2006年12月に来日したときのマンモハン・シン首相。日本経団連、日本商工会議所、日印経済委員会共催の歓迎昼食会で（島田撮影）" /><BR><DIV><FONT color="#640000">2006年12月に来日したときの<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>首相。日本経団連、日本商工会議所、日印経済委員会共催の歓迎昼食会で（島田撮影）</FONT></DIV></DIV>

　そんな中、インドの<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>首相が今月下旬に来日する。ほぼ二年ぶりで、核拡散問題や国連改革、地球温暖化問題などを話し合うらしい。その際日本政府に是非明確にしておいて欲しいのは、日本が印米原子力協定発効に賛成したのは、日本の米国追随外交政策の一環ではなく、「日本政府独自の考え」の下に下した判断、ということである。と言ってみて、ふと考えたのは、「日本政府独自の考えとは？」ということだった。<BR clear="all">
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-10-04T21:04:44+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>インドの電力事情とエネルギー源</title>
    <description>　先週所要で九州に行ったとき、台風到来の前だったが非常に空が澄んでいて、山口県から広島県の日本海沿岸の山岳地帯に設置された発電用の風車をはっきり見ることが出来た。山岳地帯の緑に映え、絵葉書でも見ているような感じだったので、ついつい見とれてしまいシャッタ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
　先週所要で九州に行ったとき、台風到来の前だったが非常に空が澄んでいて、山口県から広島県の日本海沿岸の山岳地帯に設置された発電用の風車をはっきり見ることが出来た。山岳地帯の緑に映え、絵葉書でも見ているような感じだったので、ついつい見とれてしまいシャッターチャンスを逃し、帰りに撮ろうと思ったが後の祭りだった。高度1万メートルもの上空から見たので、おもちゃのように見えたが、大きいものでは100メートルくらいあるらしい。<BR>
<BR>
　発電といえば、首都<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>でも停電が多発するインド電力事情の悪さがすぐ思い付くが、こと風力発電に限って言えば、インドは設備容量で世界第四位となっている。風力発電を使った電力供給能力は大きく、可能な限りの開発をすれば、地球上で必要とされる電力を全て賄えるとのことである。ただ現在のところコストが高く、世界普及までには時間が掛かりそうである。<BR>
<BR>
　一方、風とともに考えられる天からの授かりものが太陽熱だ。こちらも地球規模で考えれば、風力と同様、地球上で必要とされる全電力必要量を賄えられるらしい。私は<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>駐在中（今もそうだが）、連日40度を超える暑さに、この太陽熱を何とかできないものかと切実に考えたものだ。やはり、コストとの関係でソーラーパネルの普及はまだまだのようだが、こちらの生産量では日本が一番のようだ。我が家もインドから帰国後ソーラーパネルを設置した。11年くらい前になるが、当時は国庫補助が4割ほど出たように覚えている。当時の計算では、約10年で元が取れることになっていたはずで、計算間違いをしていなければ、既にコストの回収はほぼ終わったことになる。<BR>
<BR>
　インド電力事情の悪さの要因に挙げられるのが供給不足で、需要に追いつかないとうことだが、どうもまゆつばものである。というのも、インドの総発電量の30−40％が送電中に無くなってしまうと言われており、その原因が漏電や盗電である。すなわち、インドの電力不足は漏電と盗電が無くなればかなり改善されるはずである。<BR>
<BR>
　火力や水力による発電能力向上や米印協力による原子力発電の推進も必要だと思うが、それと共に、日本の最新鋭技術を供与し、インドの送配電中の漏電や停電の削減に協力することも必要ではないか。また、国連主導ででも風と太陽エネルギーの熱交換プロジェクトの世界規模での推進をやるべきではないか。化石燃料に振り回されるのもいい加減うんざりしてきた。<BR>
<BR>
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080928_1.jpg" alt="青森県東津軽郡外ヶ浜町（竜飛崎）にある風力発電所、竜飛（たっぴ）ウィンドパーク。1992年（平成4年）3月に、東北電力がNEDO（新エネルギー産業技術総合開発機構）と共同で設置した、当時国内最大規模の集合型風力発電基地。（NEDOホームページより。写真共）" width="350" height="263" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">青森県東津軽郡外ヶ浜町（竜飛崎）にある風力発電所、<BR>竜飛（たっぴ）ウィンドパーク</FONT></DIV><BR>
<DIV align="left"><FONT color="#640000">1992年（平成4年）3月に、東北電力がNEDO（新エネルギー産業技術総合開発機構）と共同で設置した、当時国内最大規模の集合型風力発電基地。（NEDOホームページより。写真共）</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-28T19:32:12+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=978216</link>
    <title>インディアン・サマーとインドの気候</title>
    <description>

御茶ノ水のニコライ堂台風が秋雨前線を刺激し、一天にわかにかき曇る




　秋にもう一度、真夏のような気候に戻ることがあるが、地域によってはこれをインディアン・サマーと呼ぶ。フランス生まれの米国人作家でニューヨークに在住していたセント・ジョン・デ・...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080921_3.jpg" alt="御茶ノ水のニコライ堂 台風が秋雨前線を刺激し、一天にわかにかき曇る" width="350" height="263" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">御茶ノ水のニコライ堂<BR>台風が秋雨前線を刺激し、一天にわかにかき曇る</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　秋にもう一度、真夏のような気候に戻ることがあるが、地域によってはこれをインディアン・サマーと呼ぶ。フランス生まれの米国人作家でニューヨークに在住していたセント・ジョン・デ・クレヴクール(St. John de Crevecoeur)が1778年に使ったのが最初らしい。北米インディアン居留地域に見られた現象だからそう呼ばれるという説や、インド洋を使って交易していた船が気候のよい秋にインド地域から船積みしたことからそうなった、といった諸説があるらしい。 （以上、Wikipediaを借用）<BR>
<BR>

<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><A href="images/shimada_d080921_2.gif" target="_blank"><IMG src="images/shimada_d080921_5.gif" alt="東京とインド主要都市の温度や雨量比較 出所：各種資料よりＩＢＣにて作成" width="180" height="159" border="0"></A><br />
        <DIV align="right"><A href="images/shimada_d080921_2.gif" target="_blank">＋拡大画像</A></DIV><DIV align="center"><FONT color="#640000">東京とインド主要都市の<BR>温度や雨量比較<BR>
出所：各種資料よりＩＢＣにて作成</FONT></DIV></DIV>

　インディアン・サマーという響きから、やはりインドは「暑い国」という連想をしたくなるが、どっこい、3千キロも離れている南と北では大違いなのだ。 また極暑期も日本のように7月から8月に掛けてではなく、4月から5月に掛けてと、3カ月ほど早い。そのため、ニュー・<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>所在の日本人学校などは、4月に新学期が始まると間も無く夏休みになってしまう。<BR>
<BR>
　一般的には南のムンバイや<a href="http://www.indochannel.jp/travel/spot/chennai_24.html" target="_blank">チェンナイ</a>などは一年を通して高温多湿で、最低が15度から20度で、最高が30度から40度といった具合。そのため、年間の平均した寒暖の差も15度から20度程度だ。<BR>
<BR>
　一方、北に位置する<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>はどうかというと、4月から5月の極暑期には優に40度を超えるが、1月の一番寒いときになると零度近くまで下がり、寒暖の差は40度を越える。レンガや石造りの家は一旦温度が下がると底冷えがして部屋の空気までもが冷え込み、暖房が必要になる。チョキダール（門番）などはセーターを着込み、その上に毛布のようなものを体に巻きつけて、身を縮めて「おぉー、さむー」といった感じで仕事どころではない。時には仕事仲間が集まって、その辺の枯れた草木を集めてきて焚き火をして、暖を取っている。<BR>
<BR>

<DIV style="float:left;">
<DIV style="width:180px; margin-right:5px; margin-bottom:5px" class="pict"><img src="images/shimada_d080921_4.jpg" width="180" height="305" alt="オフィス近くの、いつもの花屋さん。「十五夜お月さん」のアレンジです" /><BR><DIV align="center"><FONT color="#640000">オフィス近くの、いつもの花屋さん。「十五夜お月さん」のアレンジです</FONT></DIV></DIV><BR><BR>
</DIV>

　その点、南部インドに位置しているが、標高千メートルのデカン高原にある<a href="http://www.indochannel.jp/travel/spot/bangalore_08.html" target="_blank">ベンガルール</a>（旧<a href="http://www.indochannel.jp/travel/spot/bangalore_08.html" target="_blank">バンガロール</a>）などは一年を通して気候に恵まれている。冬でも半そで生活が可能で、真夏でも、<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>のように熱波による温度上昇のため学校が休みになるということなどなく、一寸我慢すればクーラーを使用する期間も限られている。<BR>
<BR>
　事ほど然様に、インドの気候といっても地域によってまったく違った様相を呈するので、単純に「インドは暑い国」とは言えないのである。<BR style="clear:both;">
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-21T18:57:29+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>米印原子力協定に思うこと</title>
    <description>　9月7日、原子力技術・機器の輸出管理を行う原子力供給グループ（NSG）が米印原子力協定の例外扱いを決めた。本来ならば、核拡散防止条約（NPT）非加盟国インドへの原子力技術等の輸出は禁止されているので、米国によるインドへの原子力技術の供与は認められないのが筋だ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
　9月7日、原子力技術・機器の輸出管理を行う原子力供給グループ（NSG）が米印原子力協定の例外扱いを決めた。本来ならば、核拡散防止条約（NPT）非加盟国インドへの原子力技術等の輸出は禁止されているので、米国によるインドへの原子力技術の供与は認められないのが筋だ。<BR>
<BR>
　唯一の被爆国である日本も「国際原子力機関（IAEA）によるインドへの査察が一部可能になる」「地球温暖化対策に原発技術が役立つ」などを挙げ容認した（9/2付日経）。いろいろ議論はあろうが、関係諸国はより現実的な選択をしたということか。<BR>
<BR>
　核拡散防止条約は非常にゆがんだ制度だ。1970年に発効した条約だが、核兵器の保有を米国、ロシア、英国、フランスと中国の五カ国に認め、他の国には民生利用は認めるものの、査察の受け入れを義務付けている。そもそも核兵器の使用を特定国にだけ認めること自体、理解に苦しむところだ。そして上記五カ国が国連安保理の常任理事国となっている。その上この五カ国で通常兵器の8割以上の輸出に関与しているとのことである。<BR>
<BR>
　1998年5月にインドが核実験を行った際、たまたま私も出張で<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>に滞在していたのだが、インド国内は愛国心に満ちた人たちの喚起の声で溢れた。だが、その一方で、インドは大きな過ちを犯したと言ったインド人もいた。インドの核実験に呼応したように<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>も核実験を行った。これで軍縮ならぬ、軍拡競争が始まってしまったのではないか。<BR>
<BR>
　良く核の抑止力というが、抑止できなかった場合のことを考えると空恐ろしくなる。インドと<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>が地球上から消滅するくらいでは終わらないことくらい、通常の常識人なら誰でも分かる。したがって、インドと<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>との国境紛争でも、インドは徹底的に<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>をたたけなくなってしまっている。なぜか。<a href="http://www.indochannel.jp/economy/s_asia/pakistan1.html" target="_blank">パキスタン</a>は形勢が悪くなると、究極の手段（暗に「核兵器」のことを言っていると取らざるを得ない）を使ってでもインド軍を阻止するとくる。そのため、インド軍は逡巡せざるを得なくなる。何と言うことはない、核を持ったことにより、自分の行動に制約を課してしまったようなものである。<BR>
<BR>
　「核の抑止力」という魔法の言葉は、下手をすると人類をとてつもない奈落の底に落としてしまう可能性がある。それよりも「経済の拡大と富の公平な再配分」を考えたほうが、余程安全に世界平和を希求できるのではないか。もっとも、経済の拡大が通常兵器の輸出拡大を通じて行われるとなると考えものだが。<BR>
<BR>
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080915_1.jpg" alt="（出所：「Press Information Bureau, India」）2006年3月3日、訪印したブッシュ米大統領とマンモハン・シン首相。米印首脳会議で「米国はインドの民生用原子力事業への技術協力を実施する」と合意。ブッシュ大統領は、「インドは価値観を共有できる良きパートナー」と持ち上げた。" width="350" height="306" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">（出所：「Press Information Bureau, India」）</FONT></DIV>
<DIV align="left"><FONT color="#640000">2006年3月3日、訪印したブッシュ米大統領とマンモハン・シン首相。<BR>
米印首脳会議で「米国はインドの民生用原子力事業への技術協力を実施する」と合意。ブッシュ大統領は、「インドは価値観を共有できる良きパートナー」と持ち上げた。</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-15T19:02:36+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>多様性とは</title>
    <description>　今から約17年前、インドに赴任した当初、何も分からずにインドの国会中継を見ていて憤慨したことがある。何せ国会議員が本会議でヘッドホンをしているではないか。余程つまらない国会審議なので、ウォークマンででも音楽を聴いているのかな、と単純に思っただけだが、今...</description>
<content:encoded><![CDATA[
　今から約17年前、インドに赴任した当初、何も分からずにインドの国会中継を見ていて憤慨したことがある。何せ国会議員が本会議でヘッドホンをしているではないか。余程つまらない国会審議なので、ウォークマンででも音楽を聴いているのかな、と単純に思っただけだが、今にしてみればインドの多様性をまったく理解していなかったことを自ら証明しているようなもので、冷や汗ものだ。<BR>
<BR>
　どういうことかというと、大臣などが国会で発言する場合には通常、英語で話す。しかし、無数の言語のあるインドでは国会議員が皆英語に流暢ではないことから<a href="http://www.indochannel.jp/culture/language/02.html" target="_blank">ヒンディー語</a>の同時通訳が入る。そのため、ヘッドホンが必要になるというわけだ。面白い例に、発言者が冗談めかしたことを言うと笑いの渦が二回起こるというのがある。すなわち、まず英語で聞いている人たちが笑い、その次に<a href="http://www.indochannel.jp/culture/language/02.html" target="_blank">ヒンディー語</a>の同時通訳を聞いて反応した人たちの笑いが起こる、といった具合だ。<BR>
<BR>

<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080907_1.jpg" alt="今年2月29日に、2008年度予算案を国会で説明するチダンバラム蔵相。TVのライブ中継の写真だが、蔵相に向かって左側や斜め上の議員などがヘッドホンを使っているのが分かる。チダンバラム蔵相はタミル・ナドゥ州出身で、母国語はタミル語。そのためヒンディー語などで質問されると、（間違えるといけないので）英語で聞いてくれと言う。" width="350" height="235" border="0"><BR>
<DIV align="left"><FONT color="#640000">今年2月29日に、2008年度予算案を国会で説明するチダンバラム蔵相。TVのライブ中継の写真だが、蔵相に向かって左側や斜め上の議員などがヘッドホンを使っているのが分かる。チダンバラム蔵相は<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/tamil_index.html" target="_blank">タミル・ナドゥ州</a>出身で、母国語は<a href="http://www.indochannel.jp/culture/language/03.html" target="_blank">タミル語</a>。そのため<a href="http://www.indochannel.jp/culture/language/02.html" target="_blank">ヒンディー語</a>などで質問されると、（間違えるといけないので）英語で聞いてくれと言う。</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　いろいろ理由は挙げられるが、インドの人が英語に堪能になる（ならなくてはいけない）理由の一つは、自分と同じ言語（母国語）を話さない人とのコミュニケーションを円滑にするためだ。北と南の言葉はまったく異なり、インド人自身が相手の使う言語（母国語）を外国語と言うくらいだから、いかに違うかが分かる。まったく通じない（読み書きもできない）らしい。だから初対面の人とはまず英語で挨拶し会話を始め、相手が自分と同じ地域の出であることが分かると、彼らの共通語である母国語（生まれた地域の言語）で話を続ける。<BR>
<BR>
　同様に、インドのお札の金額表示は全部で18の言葉で書かれている。表が英語と<a href="http://www.indochannel.jp/culture/language/02.html" target="_blank">ヒンディー語</a>で、裏面に他の主要16言語で表現してある。世界広といえども、それほど多くの言語による金額表示をしているお札は無いだろう。<BR>
<BR>
　以前東京のインド大使館にいた参事官はインド東北部の出身で氏を「ダロン」と言った。このダロンさんに「お国では何語で話すのですか？」と聞いたら、「ダロン語です」という答が返ってきた。数千人の人口しかいない村らしく、皆ダロンさんでダロン語を話すらしい。ウソのようで本当の話だ。そして私の知っているダロンさんは彼が育った村で始めての外交官ということであった。ことほど然様にインドという国は言葉一つ取ってみても多様性に富んだ国で、共通語としてのインド語などない。私がインドを『U.S.A』ならぬ『U.S.I』(United States of India)と呼ぶ所以である。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-09-07T19:05:45+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>動物愛護とは</title>
    <description>オフィス近くでよく会うおじさんと拾われた犬達

　毎朝オフィス近くで5、6匹の犬を散歩させているおじさんと会う。私も犬好きなので「たくさんの犬と一緒でいいですね」と声を掛けたら、「この子達はかわいそうな犬なんですよ」と意外な回答が帰ってきた。どういうこと...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d080831_1.jpg" width="180" height="174" alt="オフィス近くでよく会うおじさんと拾われた犬達" /><BR><FONT color="#640000">オフィス近くでよく会うおじさんと拾われた犬達</FONT></DIV>

　毎朝オフィス近くで5、6匹の犬を散歩させているおじさんと会う。私も犬好きなので「たくさんの犬と一緒でいいですね」と声を掛けたら、「この子達はかわいそうな犬なんですよ」と意外な回答が帰ってきた。どういうことかというと、一緒に連れている犬たちは全て捨犬とのこと。かわいいと思い、後先考えずに犬を飼い始め、世話が焼けなくなったらポイではあまりにも無責任だが、それが現実のようだ。<BR>
<BR>
　逆にインドでは、野良犬や野良牛（？）まで、人間と一緒の空間で暮らしている。それも世界第二の人口を誇るインドの首都からしてそうだ。あたかもインド全土が自然動物公園のようなものである。衛生上問題があるとして市内から牛を排除する計画が進んでいるが、動物虐待だという動物愛護団体の攻撃に遭いなかなか進まない。動物保護団体の先頭にいるのが<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>家の一員で国会議員のマネカ・<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>女史だから、野良動物排除による都市美化活動もそう簡単には進まないということだ。同女史は故インディラ・<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>元首相の次男サンジャイ・<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>の妻で、サンジャイ氏が<a href="http://www.indochannel.jp/travel/trip/03.html" target="_blank">飛行機</a>事故で亡くなった後をついで国会議員になっており、今や<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/05.html" target="_blank">ガンディー</a>家の名の元に大臣も勤める大物国会議員になっている。<BR>
<BR>

<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080831_2.jpg" alt="インドの首都ニュー・デリーは全市が自然動物公園" width="350" height="185" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">インドの首都ニュー・<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>は全市が自然動物公園</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　マネカ女史の動物愛護の姿勢を云々するつもりはないが、インド人の動物に対する接し方は一寸日本人には理解しがたい面がある。よく引かれる例に、ネズミ捕りで首尾良くネズミを捕獲したので<a href="http://www.indochannel.jp/travel/s_infra/05.html" target="_blank">使用人</a>に処分するよう指示をすると、土左衛門にして処分するのではなく、一寸離れたところまで行き、そこでまた野に放ってしまうらしい。一応処分したことには変わりはないが、それでは状況は変わらない。<BR>
<BR>

<DIV style="float:left;">
<DIV style="width:180px; margin-right:5px; margin-bottom:5px" class="pict"><img src="images/shimada_d080831_3.jpg" width="180" height="350" alt="共栄共存です" /><BR><DIV align="center"><FONT color="#640000">共栄共存です</FONT></DIV></DIV><BR><BR>
</DIV>

　事ほど然様に、動物への接し方も各国各様で一筋縄ではいかないが、環境問題も含め、我々が心しておくべきことをお釈迦様（ゴータマ・<a href="http://www.indochannel.jp/culture/philosophy/04.html" target="_blank">ブッダ</a>）は、『スッタニパータ』（<a href="http://www.indochannel.jp/society/religion/buddhism.html" target="_blank">仏教</a>の聖典）の中で、とっくの昔に仰っている。<BR>
<BR>
　曰く、「人間は他の生き物よりもはるかに能力があるので、この力の不均衡によるなんらかの責任を彼らにたいして負っている」（注）。「生き物」を「環境」と置き換えても通じる言葉ではないかと思える。人間が負うべき他の生き物や環境に対するなんらかの責任とは何か。世の為政者も、肝に銘じておくべき言葉であろう。<BR>
<BR>
（注）　Sutta Nipata.　『ブッダのことば―スッタニパータ』（中村元・訳、岩波文庫）<BR clear="all">
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-31T21:56:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>マンゴーとインド人気質</title>
    <description>

1個1万4千円もするマンゴー、誰が買うのでしょうか？




　先週、宮崎で講演をさせていただいた。東国原知事は別格として、宮崎で有名なモノの一つにマンゴーがある。一個数千円から1万円以上するものがあり、たかがマンゴーなどと言っていられない。マンゴーと...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080824_1.jpg" alt="1個1万4千円もするマンゴー、誰が買うのでしょうか？" width="350" height="200" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">1個1万4千円もするマンゴー、誰が買うのでしょうか？</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　先週、宮崎で講演をさせていただいた。東国原知事は別格として、宮崎で有名なモノの一つにマンゴーがある。一個数千円から1万円以上するものがあり、たかがマンゴーなどと言っていられない。マンゴーといえばインド産が素晴らしい。特にマンゴーの王様と言われる高級種アルフォンソ・マンゴーの味は絶品だ。絹ごし豆腐のような肉質で、まったく筋が無く、濃密でとろけるような食感は、極暑期を過ごす者に神が与えたご褒美のようにも思える。1個50-60ルピー程度（約140-170円）で、現地の人たちには高価格品になるが、宮崎産マンゴーの値段を考えれば破格の安さだ。<BR>
<BR>
　このインド産マンゴーの日本への輸出に関し、90年代初めインド駐在をしていたとき、農林省（当時）から<a href="http://www.indochannel.jp/travel/area/delhi_index.html" target="_blank">デリー</a>の日本大使館に出向していた一等書記官から面白い話を聞いた。マンゴーの日本への輸出には熱噴霧処理(vapor heat treatment)という特殊技術を使い、一定期間を掛けた害虫駆除の試験結果を提出し、日本政府から承認を得る必要がある。日本政府はインドに対しその特殊技術の導入を持ちかけたが、インド側は自分達で技術開発は出来るとして断ったらしい。その後自国開発が困難と分かったインド側は、日本の規制が厳しいのでインド産マンゴーの輸出が出来ないと日本を非難するようになる。<BR>
<BR>
　一度断られた日本人が、インドの気変わりに唯々諾々と応じるはずが無い。また、熱噴霧処理技術を指導できるのはごく限られた業者だけとのことで、インドが技術導入の要請をしたときには、相当待たざるを得ない状況になっていたとのことである。その後、インドへの技術導入も行われ、2年ほど前からインド産マンゴーの日本への輸出が可能になっている。<BR>
<BR>
　まさにインドが相手ならではの逸話だ。さっさと日本の好意に甘えていれば、疾の昔にマンゴーの輸出が解禁されていたはずである。インドの人は自信過剰というか、なんでも自分で出来てしまうと思うらしい。インド人と付き合う（ビジネスをやる）場合には、その辺のインド人気質を理解しておくことが必要だ。<BR>
<BR>
[:本:]<strong>マンゴーのうんちく</strong><BR>
　原産地は、インドからインドシナ半島周辺と推定されている。インドでは4000年以上前から栽培が始まっており、<a href="http://www.indochannel.jp/society/religion/buddhism.html" target="_blank">仏教</a>の経典にもその名が見られる。現在では500以上の品種が栽培されている。インド、メキシコ、フィリピン、タイ、オーストラリア、台湾が主な生産国で、日本では沖縄県、宮崎県、鹿児島県、和歌山県、熊本県で主に栽培されている。（出所：フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）<BR>
<BR>
　なお、農林水産省調べ（2005年収穫量）では宮崎県がダントツで665.8トン、第二位が鹿児島県（258.9トン）、第三位が熊本県(86.0トン)となっている。<BR>
<BR>
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080824_2.jpg" alt="東国原知事で一躍有名になった宮崎県庁。観光バスの名所にもなってます。県庁がネェー！？" width="350" height="263" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">東国原知事で一躍有名になった宮崎県庁。<BR>観光<a href="http://www.indochannel.jp/travel/trip/02.html" target="_blank">バス</a>の名所にもなってます。県庁がネェー！？</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-24T21:03:00+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <title>1947年と1991年、インドは二回独立した</title>
    <description>

いろいろな衣装に身を包み、独立記念日を祝う子供達




　インドは先週末の15日、1947年から数えて62回目の独立記念日を迎えた。初代首相に就任したネルーの政治的功績の偉大さには疑問を挟む余地は無いが、インドが歩む経済体制の選択では大きな疑問符が付く。...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<CENTER>
<DIV style="width:350px;" class="pict"><IMG src="images/shimada_d080817_2.jpg" alt="いろいろな衣装に身を包み、独立記念日を祝う子供達" width="350" height="229" border="0"><BR>
<DIV align="center"><FONT color="#640000">いろいろな衣装に身を包み、独立記念日を祝う子供達</FONT></DIV>
</DIV>
</CENTER>
<BR>

　インドは先週末の15日、1947年から数えて62回目の独立記念日を迎えた。初代首相に就任したネルーの政治的功績の偉大さには疑問を挟む余地は無いが、インドが歩む経済体制の選択では大きな疑問符が付く。同首相が選択したのは自由主義経済ではなく、ロシアを模倣した<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/04.html" target="_blank">社会主義</a>的混合経済だった。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったロシアに傾倒していたネルーにしてみれば当然の帰結だったかもしれないが、大きな選択の誤りだったのではないか。<BR>
<BR>
　独立後のインド経済は鎖国状態の中、3％程度の経済成長に甘んじ、その後起こった中印紛争や印パ戦争、二度のオイルショックや湾岸戦争を経て、1991年6月の経済危機（外貨危機）に直面する。外貨準備高11億ドルという惨状で、海外からモノの輸入もできず、企業にたとえれば運転資金が枯渇、倒産寸前の状態だった。一方では中国を筆頭に、アジア諸国が大きな経済発展の過程に入っていた。<BR>
<BR>
　自国の経済危機に直面、周りを見渡し唖然としたインドは<a href="http://www.indochannel.jp/politics/character/04.html" target="_blank">社会主義</a>的経済体制に見切りを付け経済開放を行い、<a href="http://www.indochannel.jp/travel/shopping/02.html" target="_blank">マーケット</a>・オリエンテッド（市場主義）の自由主義経済陣営に参入した。その後のインド経済は順調に発展、最近では9％前後の成長を遂げるまでになり、外貨準備も3千億ドルを超え、91年に起こったような外貨危機とは縁遠くなっている。したがって、インドには誕生日が二度あるといってよい。一回目が47年の政治的独立で、二回目が91年の経済的独立である。<BR>
<BR>

<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d080817_1.jpg" width="180" height="288" alt="独立記念日にレッド・フォートから演説するマンモハン・シン首相" /><BR><DIV><FONT color="#640000">独立記念日に<a href="http://www.indochannel.jp/travel/spot/w_heritage_27.html" target="_blank">レッド・フォート</a>から演説する<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>首相</FONT></DIV></DIV>

　今でこそ経済大国を標榜するまでになったインドだが、91年に瀕死の状態だったインドを救ったのは日本だったと言っても過言ではない。外貨危機に見舞われたインドに対し日本が3億ドルの緊急融資を行い、急場を救ったのだ。日本からの迅速な支援が無かったら、インドは対外債務の返済が行えずディフォルト（対外債務不履行）に陥っていた可能性すらある。（歴史に「if」は禁物だが）万が一そうなっていたとすればリスケに10年は掛かっていたはずで、羽振りの良い現在のインドは無かったはずだ。当時の大蔵大臣が現首相の<a href="http://www.indochannel.jp/politics/history/03.html" target="_blank">マンモハン・シン</a>氏だが、経済危機が一段落した後、支援各国に対し感謝の意を表明した際、同氏が具体的国名を挙げたのは日本だけだったと記憶している。それほど現在のインド経済の発展に日本は貢献しており、インドの日本に対する感謝の念も強い。しかし、その後の日印関係の発展は期待するほどのものにはなっていない。残念なことだ。
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-17T18:32:52+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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    <link>http://blog.ibcjpn2.com/?eid=950438</link>
    <title>食糧問題の深刻さ</title>
    <description>流木につるされたサケ

　先週末、札幌で講演させていただいた。帰京の際、新千歳空港の北海道物産店を見て回った。さすが北海道で、海無し県の埼玉に育った私にはうらやましい限りの海の幸がてんこ盛りで販売されていた。ウニ、イクラやカニとサケ、見ているだけで、よ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<DIV style="width:180px; float:right; margin-left:5px;" class="pict"><img src="images/shimada_d080810_3.jpg" width="180" height="240" alt="流木につるされたサケ" /><BR><DIV align="center"><FONT color="#640000">流木につるされたサケ</FONT></DIV></DIV>

　先週末、札幌で講演させていただいた。帰京の際、新千歳空港の北海道物産店を見て回った。さすが北海道で、海無し県の埼玉に育った私にはうらやましい限りの海の幸がてんこ盛りで販売されていた。ウニ、イクラやカニとサケ、見ているだけで、よだれが出てくるようなラインナップである。<BR>
<BR>
　目の前に積まれた海産物を見ていて思い起こしたのが食の確保だった。豊富な日本の食文化の中にいて、日常さほど身につまされていないことから、食糧危機的なものをあまり感じない鈍感さが身についてしまっているのだろうか。どこかで聞いた話だが、日本中のコンビニやレストラン、食堂などで廃棄処分にする食料を捨てずに貧しい人たちに配給したら地球上から飢餓がなくなると。<BR>
<BR>

<DIV align="center">
<DIV align="center" style="width:366px; height:196px;" class="pict"><DIV style="float:left;"><IMG src="images/shimada_d080810_1.jpg" alt="見事なタラバガニ" width="180" height="180" border="0">
<DIV align="center"><FONT color="#640000">見事なタラバガニ</FONT></DIV></DIV>
<DIV style="width:180px; float:left;"><IMG src="images/shimada_d080810_2.jpg" alt="水槽でも泳いでいました" width="180" height="180" border="0" style="margin-left:5px">
<DIV align="center"><FONT color="#640000">水槽でも泳いでいました</FONT></DIV></DIV>
</DIV>
</DIV>

<BR>
　そんな中で、最近行われた世界貿易機関（WTO）での交渉が決裂した。2001年開始された多角的通商交渉（ドーハ・ラウンド）は、先進国と発展途上国との円滑な貿易推進を通し、世界規模での通商の拡大を図り、世界諸国の格差是正を狙ったものと理解しているが、事はそう容易ではなかった。百カ国以上の国々が自国の利益を保護し、他国の貿易政策まで受け入れるということは至難の技ということが証明されたようなものだ。特に、農産品に関する交渉では、米国とインドとの利害が衝突し、これが主たる要因となり交渉が決裂したともいえる。米国は自国農産品の新興国への輸出を推進しようとし、一方のインドは自国農業を保護するための特別緊急輸入制限（セーフガード）維持に固執した。インドにとっては当然のことかもしれない。交渉決裂から帰国したインド代表のナート商工業相は英雄のように自国に迎えられた。<BR>
<BR>
<DIV style="width:180px; float:left; margin-right:5px; margin-bottom:5px" class="pict"><img src="images/shimada_d080810_4.jpg" width="180" height="240" alt="旱魃にあった水田を歩く農民の子供" /><BR><FONT color="#640000">旱魃にあった水田を歩く農民の子供</FONT></DIV>

　インドでは毎年かなりの数に上る農民が自殺に追いやられる。高利貸しなどから借金して種を買い、降雨が十分でないと不作に終わり、収入の道が途絶え返済が出来なくなり、最後は自らの命を絶つ。インド政府は農民の借金の棒引きなどで対応しているが、抜本対策は後手に回っている。経済成長を急ぐために生まれる状況の変化に対する制度の枠組み作りが間に合わない。そこに、先進国が農業を開放しろと迫ってみても、そうそう簡単にドアは開くものではない。そこで参加者皆の英知や工夫が必要になってくるのではないか。<BR clear="all">
<BR>
　従来同様の交渉姿勢ではなく、地球全体が抱える課題として食料問題にどう対処していくか。まず、その辺の議論があって、その上で各国が自国に合った協力を具体的に示す。自国のエゴを最優先するのではなく、皆が地球人として、従来の慣習にとらわれない発想で、地球規模の難題に取り組む姿勢が求められている。<BR>
]]></content:encoded>
    <dc:subject></dc:subject>
    <dc:date>2008-08-10T21:00:44+09:00</dc:date>
    <dc:creator>島田卓</dc:creator>
    <dc:rights>島田卓</dc:rights>
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